ボウリングボールメンテナンスブログ
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CATEGORY[実験ラボ]
コメント[ 0 ] 2023年07月30日03:17
新しいクリーナーをゲットしましたので
早速 調査したいと思います

今回も 公開できる範囲公開します
もちろん特徴や結論などは書きません
僕の心の中に、そっとしまっておきます




まずは体重測定
おおよその濃度を調査します
そしてニオイクンクン
〇〇〇のニオイがします
文献から算出します

おおよそ〇〇Wt.%程度










次に ph紙でテスト
おおよそ 7程度







一応 いつも使ってるアルカリ電解水 ph12.5でテストしてみる
試験紙に問題なし







F2フォーマーで 泡立ちテスト
泡時間は わりと長めです
8分から10分程度









オイルとの混合テスト
攪拌前









攪拌直後









攪拌して12時間後










逆さにして
チェックしてみる








この他 他のテストをして
オイルの分解力
乳化の観察
浸透・乳化・分散・再付着
ボールをクリーニングして色々観察
手の荒れの調査などなど 行いました













知らないことが
沢山あるからこそ
日々勉強
日々研究
    なな猫

今日も すこし 賢くなったね♪































CATEGORY[実験ラボ]
コメント[ 0 ] 2023年05月31日00:18
選考用に注文してた塗布用シートが数点届きました♪


選考用に 下記の6種類で調査したいと思います 




現行品(現行品)
クレシア キムタオルタオルブルー 








耐久性のあるものの考察①(耐久①)
下記は、2012年にオイルカット君をリリースした時に
この吸水マイクロファイバーにオイルカット君を
スプレーしてボール拭き拭きしてね~ってセット販売してた物です

 





厚みは約3ミリでフェルトみたいな感じの見た目です










耐久性のあるものの考察④(耐久④)
多機能ファイバークロス


素材は、ビスコース
(光沢のあるレーヨン素材)
厚み 約1.2ミリ









耐久性のあるものの考察⑪(耐久⑪)
吸水クロス 1P

素材 レーヨン、ポリエステル
厚みは、約2.5ミリ







耐久①とよく似た感じに見えます
厚みは、若干レッドの方が薄い感じ

 








使い捨てのもの考察⑧(使い捨て⑧)
セラーズ SELLARS 工業用ワイプ
TOOLBOX T700 耐溶剤で特厚 ブルー


素材 ポリプロピレン繊維とセルロース
厚み 約0.7ミリ











すべて良いサイズカットします
(100ミリ × 100ミリ 程度でカット)







それをさらにカットして並べます
30ミリ × 85ミリ くらい







吸水試験を行います

用意したもの
計量スプーン 2cc
可塑剤ちゃうねん 20cc









計量スプーンに、可塑剤ちゃうねん を 2cc入れます








順番に、2ccづつ 染み込ませます















染み込ませた状態



良い感じに染み込んでいます
いいね イイね 良いよ~











下があまり濡れてないので
シートに、吸われてる感じですね











これは、吸いすぎてダメですね・・・
2ccでは、全く足りない感じです












続きまして 洗濯試験
お水の中で 3分くらい もみもみ








ぎゅ~っと絞ります











並べて乾燥させます~




実用範囲の乾燥にかかった時間
室温22℃ 湿度63%


現行品 クレシア キムタオルタオルブルー 
2時間程度


使い捨て⑧ セラーズ SELLARS 工業用ワイプ
2時間程度


耐久④ 多機能ファイバークロス
8時間程度


耐久⑪ 吸水クロス 1P
12時間程度


耐久① 吸水マイクロファイバー
12時間程度


カッターマットに並べて乾燥ではなく
空中に、ぶら下げて干すと もう少し早くなると思います。






24時間乾燥後








乾燥後は 伸縮することなく元の厚みまで戻ってます 







現行品 クレシア キムタオルタオルブルー 
使い捨て⑧ セラーズ SELLARS 工業用ワイプ












耐久④ 多機能ファイバークロス














耐久⑪ 吸水クロス 1P
耐久① 吸水マイクロファイバー
















まとめ

ちゃうねんのリリース時から思ってる事ですが

小さく薄いと塗りにくいけど
吸水がちょうどいい


分厚いく大きいと塗りやすいが
ちゃうねんの吸水が多いから、2ccでは足りない

これって トレードオフの関係だと思うんだよね


小さいのも ペラペラなのも、
シートに必要以上に吸水されると
ボールに塗布できないからであり

使いやすさを求めるならば
分厚く、吸水の多い、
吸水マイクロファイバーが良いね




可塑剤注入が趣味・大好き・仕事だという人は
ヨコヨコ容器 ペン型容器など を 
購入して頂くことが良いと思う
 ↓ ↓ ↓
https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/186/






通常のユーザーさんには、
セラーズ SELLARS 工業用ワイプ
TOOLBOX T700 耐溶剤で特厚 ブルーを

フリーサイズで採用したいと思います。

詳細が決まりましたら
追記します ○┓



順次 HP、ショップのページなどの
準備が出来ましたら切り替えさせて頂きます






〆可塑剤ちゃうねん 塗布用シート考察
CATEGORY[実験ラボ]
コメント[ 0 ] 2023年05月26日00:35
以前、可塑剤ちゃうねんの容器について
液体のり容器 ヨコヨコ容器 
ペン型容器などのがいいかな?の考察を行いました

https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/186/

販売価格が上がることから
がっつり使いたい方は、使い勝手の良い容器を
各自で別途購入して頂くスタンスにしました


出来るだけ、リーズナブルな価格でお届けしたいことから
下記の塗布用シートを採用しておりました





クレシア キムテックスタオル ブルー



ポリプロピレンメルトブロウン不織布
吸水性・耐水・耐薬品です
https://pro.crecia.co.jp/search/non-woven_wiper/non-woven_wiper/url63





今回この塗布用シートの在庫が少なくなっていたので
新しい塗布用シートの変更するための考察を行いたいと思います



上記の塗布用シートのフィードバックのお声は
ペラペラで使いにくい
サイズが小さい(細い)
吸水が少なくすぐ乾く
と…言うようなお声を頂いております

もう少し大きくて
しっかりしたシートなら良いのか?
大きいなら切れば良いよね?


そうだ!
フリーカットにすれば良いんだ!と思ったわけです
人件費も下がるし 販売価格も下げれるし良いよね?

実は、塗布用シートをカットするにも
人件費が結構かかってるんです
大きい塗布用シートを業務用カッターで
1つ1つ切り出して サイズを整え 
枚数分チャック袋に入れるという地味な作業に
すごく時間と労力が掛かってたんです



まず決めないといけないのが
70ミリ × 50ミリ の フリーカットできるものを

耐久性のあるものを1枚付属させるか? 又は
使い捨て(洗って数回は使えるもの)を数枚付属させるか?
フリーサイズで切れる大きさを付属させるか?



耐久性のあるものの考察①
下記は、2012年にオイルカット君をリリースした時に
この吸水マイクロファイバーにオイルカット君を
スプレーしてボール拭き拭きしてね~ってセット販売してた物です

 





厚みは約3ミリでフェルトみたいな感じの見た目です

実際に、可塑剤ちゃうねんを染み込ませると
グングン吸い込む
これだとシートに染み込みすぎて全くダメという事でボツ







耐久性のあるものの考察②
カーコーティング用の塗布用マイクロファイバークロス

厚みが0.8ミリで吸水性もまあまあ
しかし 厚みの割に 値段がお高いので 保留・・・










耐久性のあるものの考察③
ガラスコップ用のふき取り吸水マイクロファイバークロス

厚みが0.8ミリ 吸水性もまあま
こちらも 厚みのわりに値段が高いので 保留・・・








耐久性のあるものの考察④
多機能ファイバークロス


素材は、ビスコース
(光沢のあるレーヨン素材)
吸水性もあるようです
厚みは、不明なのでお問い合わせ中
サンプル入手手配中





耐久性のあるものの考察⑤
ネルクロス


管楽器などのお手入れ用
吸水性あるのかな?




耐久性のある物の考察⑥
ペーパーネルクロス

カーコーティング剤の塗布用
吸水性があるようです





耐久性のあるものの考察⑦
プラスセーヌ




素材 PVAスポンジ
吸水性抜群のようです
ちゃうねん吸い込みすぎるかな。。。







耐久性のあるものの考察⑧
セーム皮 羊さん


100%完全油ナメシの高級なヒツジセーム革です。
汚れ・水分・油の拭き取りにセーム革特有の
ソフトな拭き取りができます。とのこと

良いのかな?









耐久性のあるものの考察⑨
セーム皮 鹿さん


こちらは、鹿さん
非常に柔らかく、とてもふきやすく、
優れた吸塵力・吸水力を持っています。とのこと

良いのか?どうだろう?






耐久性のあるものの考察⑩
3Mスコッチブライトセルロースクロス


パルプを さらに細かく
1/30~1/50にしたのが
セルロースのようですね


セルロースは、自重の10倍ほど吸水できるようです
やっぱ この厚みだとちゃうねん吸いすぎるよね・・・








耐久性のあるものの考察⑪
吸水クロス 1P

素材 レーヨン、ポリエステル
厚みは不明なので
サンプル手配中

吸水クロスっていう名前だし
吸収すごいんだろうね~









使い捨てのもの考察①
カインズ 使い捨てマイクロファイバー



たぶん 吸水性が良すぎてダメだと思う






使い捨てのもの考察②
さっとお掃除マイクロファイバーボックス


これも分厚そうなので 吸水性が良すぎてダメかな・・・








使い捨てのもの考察③
使い捨てマイクロファイバークロス


これも分厚そう・・・







使い捨てのもの考察④
フジ カウンタークロス

レーヨン100% これも分厚そう
飲食店で良くあるフキンですね






使い捨てのもの考察⑤
クレシア キムワイプ キムタオル

パルプなんで 水には弱いと思う
繰り返しの利用などの耐久性もあかんやろな。。。





使い捨てのもの考察⑥
クレシア  WYP ALL ワイプオール 


こちらは パルプ+ポリプロピレン
水には、強そう気がするが耐久性が弱そう





クレシア 水や薬品用 不織ワイパー一覧
https://pro.crecia.co.jp/search/non-woven_wiper/non-woven_wiper









使い捨てのもの考察⑦
エリエール プロワイプ

こちらは、パルプ+ポリプロピレン
水には、強そうな気がする

エリエール ペーパー ビジネス サイト
https://www.ep-bs.co.jp/product/wipe/









使い捨てのもの考察⑧
セラーズ SELLARS 工業用ワイプ TOOLBOX
Z400 Z700 ショップタオル 



400 600 700 これは厚みですね
用途などで分かれてるんかな








TOOLBOX T700 耐溶剤で特厚で良さそう 色はブルーが良いね
素材 ポリプロピレン繊維とセルロース



セラーズ SELLARS 輸入代理店 エスコ サイト
https://www.esco-net.com/wcs/escort/ec/listview/list?keywords=SELLARS%E3%80%80%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC

セラーズ SELLARS アメリカサイト
https://www.sellarscompany.com/category/wipers








使い捨ての考察⑨
スコット Scott 
ショップタオルタオルヘビディーティー
ショップタオルライトデューティー
  






こちらは パルプ+ポリプロピレン
水・薬品に濡らした時は布の感触
優れた吸水性能で、すばやく液体や油を吸収とのこと

丈夫そうで、耐久性はよさそうだね~
でも…耐薬品じゃないし
パルプ+ポリプロピレンなんだよな。。。


エリエール ペーパー ビジネス 

ショップタオルタオルヘビディーティー
https://pro.crecia.co.jp/search/non-woven_wiper/non-woven_wiper/url76

ショップタオルライトデューティー
https://pro.crecia.co.jp/search/non-woven_wiper/non-woven_wiper/url77








どれがいいかな・・・・















〆 ちゃうねんのバージョンアップ準備してます。7.5 → 7.6
CATEGORY[実験ラボ]
コメント[ 3 ] 2023年05月25日23:09

一部、ご指摘があった所を加筆と修正いたしました
アルカリ電解水を追加しました




今回は最近入手したクリーナーの実験結果と
ちゃんとボールをクリーニングしましょう~です




最初に書いておきます 
今回も・・・

※名前が出てるクリーナーは、趣旨を説明して
 ここまでなら良いよという許可を得ております。
(今回は登場しませんが・・・)

※名前を出してないクリーナーは、趣旨を説明して
 グレーにすることを条件に掲載許可を得ております。

※許可申請のオファーを送っていない又は、
 拒否された製作者様のクリーナーは
 入手はしてますが 今回掲載はしてませんので
 掲載希望の方は、ご連絡下さいませ。

グレーにすることが条件ですので
公開できる範囲の情報を出してます
そして、こと細かく
このクリーナーは、こうで あーで とは
書いていませんのでご自身で判断してください





趣旨について(要点だけ書いてます)

ボウリングセンターでお客様を見ていると
少量で、ささっとクリーニングをして

バックにしまうお客様が多く感じました
これでは、ボールがちゃんとクリーニングされておらず

ボールの劣化が進行してしまう可能性が多いと思い
ちゃんとしたボールメンテナンスのお手伝いが出来たら

嬉しいと思い ブログでクリーナーの知識と
クリーナーの使い方 クリーニングの大切さなどを

書いて クリーナーの使用量の底上げをしたいと思いました
メーカー様のクリーナーの使用量

それ以外のクリーナーの使用量が増えると
おのずと、お客様のボールの状態が良くなり

ボールパフォーマンスも良くなり
スコアーアップに繋がれば嬉しく思いますので

協業して頂けませんかいうものです

掲載するにあたっての条件など
〇〇〇というような感じです







その他に
市場調査と現物の調査など
弊社のスキルアップなども目的としており
ちゃんと研究してますよというお知らせも兼ねております


こういうクリーナーは、こういう感じなんだね
こいいうクリーナーは、オイルがこうなるのか
こういうクリーナーは クリーナーがこうなるのか
などなどの こうでした という内容になってます


このタイプのクリーナーはこういう傾向があります
それを理解して、ボールを最適にクリーニングすることで
ボールパフォーマンスを向上させましょうということです


尚、どのクリーナーも、オイルと汚れはしっかりと
洗浄できることを確認しております

性能などの比較目的ではないことを
ご理解の程 よろしくお願いいたします。





では 本題へ



市販のボールメーカー製のクリーナー
市販のサードパーティーのクリーナー
ネットで買えるクリーナーを調査しますと



大まかな成分で分けると

有機溶媒だけのもの

水・有機溶媒のもの

水・アルカリ洗浄剤のもの

水・界面活性剤のもの

水・有機溶媒・アルカリ洗浄剤のもの

水・有機溶媒・界面活性剤のもの

水・アルカリ洗浄剤・界面活性剤のもの

水・有機溶媒・アルカリ洗浄剤・界面活性剤のもの

(アルカリ洗浄剤にアルカリ電解水を含みます)

の8種類に分けることができました



どもこれも オイルと汚れを落とすことができる能力に
差はあるものの必要十分な性能がありました




まずは、下記の 2016年に行った実験報告をご覧ください。

①https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/46/

②https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/48/

③https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/49/

④https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/50/

⑤https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/51/

⑥https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/52/

⑦https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/53/

⑧https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/55/

⑨https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/56/

⑩https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/57/

⑪https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/58/

⑫https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/59/










すこしだけ 予備知識
クリーナーと一括りで書いてますが
細かく分けると 3タイプあります


クリーナー
有機溶媒と水などの溶媒を混ぜた
オイルと汚れを除去するためのクリーナー
(少しの界面活性剤、Ph調整剤などが入ってるものあり)


リムーバー
クリーナーに界面活性剤、アルカリ洗浄剤などを配合し
カバーストックに浸透した(吸着した)オイルを
浮かび上がらせて汚れとともに除去する
効果があるクリーナーです



ワンステップクリーナー
(クリーナー + リムーバー)

※今回登場してませんが
 オイルカット君はクリーナーです






今回は、メーカー品以外を調査したクリーナーとなります
(メーカー品、USBC認証クリーナーは前回のご覧ください。)
※水以外の主成分を書いてます
 他の成分は書いていません




① 活性クリーナーKC9.0x
ワンステップクリーナー
アセトン(濃度まあまあ) + 界面活性剤 



② 激泡泡アルコール系クリーナーAAA2.5x
ワンステップクリーナー
IPA+ネオエタノール(濃度そこそこ) + アルカリ電解水 + 界面活性剤 



③ イソヘキサン90vol%+エタノール10vol%の混合溶液
 (一般的なパーツクリーナーです)※比較用



④ アセトン50vol%
精製水 + 純アセトン ※比較用



⑤ IPA 50vol%
精製水 + IPA+ネオエタノール ※比較用




⑥ USBC非認証クリーナーA
クリーナー
アルコール系溶媒(濃度そこそこ) + 少量の界面活性剤 




⑦ USBC非認証クリーナーB
リムーバー
少量の界面活性剤




⑧ USBC非認証クリーナーC
ワンステップクリーナー
アルコール系溶媒(濃度まあまあ) + アルカリ電解水 +
少量の界面活性剤 



⑨ USBC非認証クリーナーD 
ワンステップクリーナー
アルコール系溶媒(濃度そこそこ) + アルカリ電解水 +
界面活性剤 



⑩ OTPP-β2
リムーバー
オイル抜き用添加プラス
アルカリ系洗浄剤 ph10.5程度




まずは、体積から密度を求めて

おおよその有機溶媒の濃度を調査してます
溶媒の所で説明した通り
文献表をみれば おおよそは、わかります

下記ですと おおよそ20%程度






試験紙でph調査 と 限界ミセルの調査
精製水を加えて行き、どのくらいの
界面活性剤が含まれてるか調査してます












ピンぼけしてるのもあります
ごめんなさい ○┓


オイル層、クリーナー層、
境目などの調査ですので
クリーナーの量とオイルの量は、
きっちり測って入れてません




① 活性クリーナーKC9.0x
② 激泡泡アルコール系クリーナーAAA2.5x

攪拌前







攪拌直後







攪拌して24時間後









10日後


活性クリーナーも激泡泡アルコール系クリーナーも
オイル層とクリーナー層 でちゃんと分離してますね
境目に若干 乳化したままのオイルがあります







14日後



オイル層がクリアになりましたね







③ イソヘキサン+エタノールの混合溶液

攪拌前








混合直後





15分くらいで
透明になり
そこから安定してます






攪拌して24時間後








10日後


オイルとイソヘキサン+エタノール溶液の極性が同じなので
綺麗に混和してますね とてもクリア~です








④ アセトン50vol%
⑤ IPA 50vol%

攪拌前








攪拌直後








攪拌して15分後
アセトンの方はオイルとアセトン溶液に分かれてるが
IPAの方は、クリーナー層が まだ若干乳化状態のまま










攪拌して24時間後







10日後





精製水が入っているのでオイル層と溶液層で分かれてますね
かなりクリアーです



14日後
10日後と変化なしのため
画像なし







⑥ USBC非認証クリーナーA

攪拌前










攪拌後


泡は、ほぼ立ちません









攪拌24時間後







10日後


オイル層に透明なオイル部分と
すこし粘性のある乳化した部分がありますね






14日後


オイル層がクリアになりましたね
乳化層に粘度があるものがまだありますね









⑦ USBC非認証クリーナーB
攪拌前
画像なし 

攪拌直後



泡だった状態のまま
ず~~~っと安定してましたが
12時間ほど経つと泡が落ち着いてきました








攪拌して24時間後










10日後


オイル層が泡泡で乳化したままの状態で安定してます





14日後
10日後と変化なしのため
画像なし









⑧USBC非認証クリーナーC
攪拌前










攪拌直後


泡が全く立ちませんが乳化状態にはなります









攪拌して24時間後










10日後


オイル層とクリーナー層の境目に
乳化したままのオイルがありますね
アルカリ電解水の影響かと思います







14日後


オイル層がずいぶんクリアになりましたね






⑨ USBC非認証クリーナーD
攪拌前










攪拌直後













攪拌して24時間後











10日後


オイル層とクリーナー層 でちゃんと分離してますね
境目に若干乳化したままのオイルがあります








14日後


オイル層がクリアになりましたね








⑩ OTPP-β2
攪拌前









攪拌直後









攪拌して24時間後











10日後


アルカリ洗浄剤 + 界面活性剤の溶液ですので
オイル層が乳化状態で安定してますね
オイル抜きのためのものですので
最後にお湯で洗う前提での使用ですので
問題なくボールをリンスできます
  



14日後
10日後と変化なしのため
画像なし







参考用
アルカリ電解水 Ph12.5


攪拌前
画像なし
注ぐそばから白濁開始してました



攪拌直後









攪拌して24時間後







10日後
参考用
アルカリ電解水 Ph12.5


オイル層が乳化したまま安定してますね





14日後
10日後と変化なしのため
画像なし










※以下オイルと極性が同じかで書いてます





有機溶媒だけのものは
極性が同じならば、オイルと有機溶媒が混和して境目がなくなります
極性が違うと、オイルと有機溶媒が2層になります



水・有機溶媒のもの
極性が同じならば、オイルと混和した層と 水に分かれます
極性が違うと、オイルの層と 水と有機溶媒の混和した層に分かれます



水・アルカリ洗浄剤のもの
泡の部分に乳化したオイルが混ざってます
下の部分がやや乳化してる場合は下の層にもオイルが少し残ってます



水・界面活性剤のもの
泡の部分に乳化したオイルが混ざってます
下の部分がやや乳化してる場合は下の層にもオイルが少し残ってます



水・有機溶媒・アルカリ洗浄剤のもの
泡の部分に乳化したオイルが混ざってます
泡の部分がない場合は、オイルとクリーナーに分離されてます



水・有機溶媒・界面活性剤のもの
泡の部分に乳化したオイルが混ざってます
泡の部分がない場合は、オイルとクリーナーに分離されてます
3層になってるものは中間に乳化したものが安定してます



水・アルカリ洗浄剤・界面活性剤のもの
泡の部分に乳化したオイルが混ざってます
泡の部分がない場合は、オイルとクリーナーに分離されてます
3層になってるものは中間に乳化したものが安定してます



水・有機溶媒・アルカリ洗浄剤・界面活性剤のもの
泡の部分に乳化したオイルが混ざってます
泡の部分がない場合は、オイルとクリーナーに分離されてます
3層になってるものは中間に乳化したものが安定してます





有機溶媒の配合率

水の配合率

アルカリ洗浄剤の配合率

界面活性剤の配合率によって


オイル層がクリアーになるのか?

オイル層が濁るのか?

オイル層が乳化したままなのか?

3層になるのか?

クリーナー層がクリアーになるのか?

クリーナー層が濁るのか?

各層が どのくらいの時間で どのくらいの変化があるのか?

乳化したものを取り出し、どんな感じなのか

などなど 調査できました




基本的に、時間が経てば経つほど
オイル層は、透明に
クリーナー層も透明になりますが
乳化したまま安定してしまうものもあります






オイル層が乳化したままのものは

クリーナーをたくさん使用し

複数回クリーニングしないと

ボールに乳化したオイルが残りやすい傾向にあります

(最後にお湯などで、洗うと尚良し)






オイル層が乳化したままのもの下記のクリーナーに多いようです

アルカリ電解水が入ってるクリーナー

アルカリ洗浄剤が入ってるクリーナー

界面活性剤が入ってるクリーナー

有機溶媒の少ないクリーナー(又は入ってない)







オイル層がなく一体化して混和してるもの

有機溶媒がオイルと同じ極性を持ってるクリーナー

ヘキサン系がこれで
オイル分を溶解させて取るという方法です





オイル層とクリーナー層がクリアなもの

有機溶媒が多く配合されているクリーナーに多いようです

可溶性に優れてるクリーナーです





オイル層がクリアー又は、少し濁ってるけど、

クリーナー層が不透明なもの

有機溶媒が多く配合されているクリーナーで

アルカリや界面活性剤の性質が強く出てるクリーナーに多いようです







オイル層とクリーナー層が不透明や濁ってるもの

有機溶媒が少な目で
アルカリや界面活性剤の性質が強く出てるクリーナーに多いようです








3層になるクリーナー

オイル層、泡の層、クリーナーの層、何かの層

有機溶媒が2種類以上配合されていて

それぞれの溶媒の溶解度の違いや

界面活性剤の種類などで

さまざまな違いが生じてると思います








精製水と有機溶媒の溶液や、一部のクリーナーで

おかしな感じになるのは


レンコンの中に親油性と親水性の両方をもつ

Dioctyl ether 629-82-3 1-3%

n-オクチルエーテル  界面活性剤 が

(洗浄剤、湿潤剤、乳化剤、起泡剤、可溶化剤としての用途)

(エーテルだけど溶解性:水に可溶)

入ってるからだと思います







レンコンで何の役割してる物かは、
もうわかりますよね?
レーンと密着させるためのものです









まとめ

クリーナーに多い

オイル層が、透明か やや不透明のクリーナーは

拭きむらや、拭き残しが無いように

しっかりと、クリーナーをかけて拭き上げると

クリーニング効果が良いです







クリーナーだけど

オイル層が、乳化するクリーナーは

なにかしらの乳化させる成分が入ってますので

拭きむらや、拭き残しが無いように

さらにしっかりと、クリーナーをかけて拭き上げると

クリーニング効果が良いです








リムーバー・ワンステップクリーナーに多い

オイル層が、真っ白又は、

すこしドロドロしてる感じのは

とくに、しっかりと洗い流すようにクリーナーを

使用して乳化したままのオイルが残らないように注意です









ワンステップクリーナーだけど

オイル層が透明か不透明のクリーナーも

拭きむらや、拭き残しが無いように

しっかりと、クリーナーをかけて拭き上げると

クリーニング効果が良いです









界面活性剤、アルカリ洗浄剤は、

リムーバーとしての効果出すために入れてるものです

25年ほど前は、クリーナーとリムーバーは別々のものでしたが

20年ほど前に、ワンステップ(1つのクリーナー)で 

クリーナー と リムーバー の効果があるクリーナーが登場しました

そういう流れで、現在のクリーナーは

おてがるに、ワンステップでクリーニングできるものが多くあります








そもそもリムーバーというのは、

浸透したオイルを除去しましょうと言うものですので

浸透した、オイルを引っ張り出すための

ペアリング剤が必要なわけです

これが、界面活性剤、アルカリ洗浄剤となります

(泡立たしたり、乳化させたりなどなど)








考えたらわかりますが

手を洗ったとき、髪や体を洗ったときに

しっかりと 水やお湯で洗い流しますよね?

それと同じです だからこそ

しっかりと最後に洗い流す必要があるわけです







通常ワンステップのクリーナーの中には

洗浄剤 + リンス剤(洗い流すためのもの)が

配合されております








使用量をケチると 乳化したままのオイルなどが

残るから 適量を使用して

ちゃんと 洗い流そうね~ってことです





ブログをちゃんと読んでる方は、わかると思いますが

有機溶媒は、オイルを溶かしたりペアリングするだけではないんです

界面活性剤の制御や、乳化したオイルの洗浄

カバーストックの水路の洗浄、などをするために

クリーナーに配合されてます 


つまり界面活性剤が変われば、有機溶媒の濃度も変えないと

クリーナーのハーモニーが取れないので

クリーナーのクリーニングプロセスに問題が生じます

それだけ泡のクリーナーは奥が深くて面白い











今回調査した各クリーナーも、

デイリーメンテナンスで

ケチらず 適量を使用し

複数回クリーニングを行うことで

最適なクリーニングができると思います








活性クリーナー、激泡泡アルコール系クリーナーは

ワンステップクリーナーとなりますので

乳化したオイルが残るクリーナーの部類になります

適量(ボール全体で、10プッシュ)使うことで

洗浄と洗い流しが行えるように作ってあり

しっかりとボールをクリーニングできます

さらに、グリップを上げたい

さらに、オイルを除去したい

という方は、最後にオイルカット君を使用して

拭き上げることでさらなる効果がございます
(※オイルカット君は、クリーナーです。)




























クリーナーの調査を久々にします
①https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/242/

②https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/243/

③https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/244/

④https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/245/

⑤https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/246/











活性クリーナー、オイルカット君、激泡泡アルコール系クリーナー
オイル抜き用添加パウダー・オイル抜き用添加プラス
可塑剤ちゃうねん は、Yahoo!ショッピング・ヤフオクで販売中
メルカリ・メルカリShopsでは、ネコポス発送可能商品のみ出品してます
(尚、ヤフーショッピングでは全商品取り扱っております。)


※ BASE、楽天、Amazon、ラクマ、PayPayフリマなどの
  ショッピングサイトでは出店しておりません。





〆 ボウリングボールクリーナーのおすすめな使い方
CATEGORY[実験ラボ]
コメント[ 0 ] 2023年05月21日03:44
今回のテーマは、マッチングです

ボウリングクリーナー関連を
なるべくわかりやすく書いてます




1回目の アルカリ洗浄剤
2回目の 溶媒
3回目の 界面活性剤

この3つに共通してることは
水と油を仲良しにしましょうということなんです
つまり、ペアリングさせることが出来たら
ボールからオイルを除去できるということを前回書きました


ポイントは
オイルと汚れが最大限に除去できて
そして、手にも優しく
ボールに悪影響が無いように配合するということでしたね


もう1度おさらいをします


----以下ボウリングマガジンより引用----

ボールクリーナーの3つのベース

○有機有機溶剤
基本的にものを溶かす力があるので、油や汚れを溶かして落とします。
また、揮発性の高いものが多くあります。
クリーナーではよく「アルコール系」などと呼ばれるのも
この種類に含まれ、ボール表面の汚れを落としやすく、
また揮発性に優れてるので、表面を乾かしやすい特徴があります。
揮発性の高いクリーナーを使用する場合は、
ボールに吹きかけたクリーナーがすぐに乾いてしまうため、
素早く拭き取ることが大切です。



○界面活性剤
浸透率が高いので、ボールの表面だけでなく、奥に染みこんだ
オイルの除去に有効です。
界面活性剤は本来、交わらない水とオイルを、
水の表面張力を落とすことにより混ざり合わせ(乳化)、
オイルを取り除きます。そこで、界面活性剤のクリーナーを
使用する場合は、乳化する時間をおくようにします。
目安は20秒以上で、こちらもクリーナーが乾く前に拭き取ります。



○アルカリイオン水
水を電気分解することによりできるアルカリ性の水です。
特徴は、PH(ペーハー)が高いほど、高い洗浄性、浸透性、
防腐性、防錆性、抗菌効果を発揮します。
浸透性は、界面活性剤よりもさらに高くなります。
アルカリイオン水系の場合も、吹きかけてから時間をおき、
乾く前に拭き取って下さい。




---引用ここまで---



では
最強の溶媒
最強の界面活性剤
最強のアルカリ洗浄剤 を
合わせれば 最強じゃん?って思うのですが
実際 そうはいきません

それぞれの個性がぶつかり合い
めちゃくちゃなクリーナーになってしまいます
オイルと汚れを落とすという意味では
これで合ってるのですが

最初にも書いたように
オイルと汚れが最大限に除去できて
そして、手にも優しく
ボールに悪影響が無いようにすることが
出来なくなってしまいます


何かを立てると 何かが倒れる
こちらを修正すると となりがくるう
となりを修正すると そのとなりがくるう
何て言いましょうか・・
シーソーのように どっちかしかないという状況になります

それぞれの特性が上手く出て
全てのバランスが取れた時に
ハーモニーが生まれ 
素晴らしい性能のクリーナーになります



これがとても難しい
ただ単にオイルと汚れが落ちされすれば
ボールのパフォーマンスが向上するというものでもないんです
問題は、ボールの寿命
ボールを痛めてしまうとボールの寿命が短くなる
そして、カバーストックの吸着能力も低下するので
キャッチ や キレ や ピンアクション も低下し
ボールの買いかえ頻度も上がってしまう

お気に入りのボールを永く良い状態で使いたい
そんなニーズにお応えするために
日々研究をして、クリーナー、オイル抜き剤などを
リリースしております



ボウリングボールメンテナンスの
3種類のクリーナーの詳しい内容は下記よりご覧ください。

活性クリーナーの説明

オイルカット君の説明

激泡泡アルコール系クリーナーの説明






アルカリ洗浄剤の所で
クリーナーを適量で使いましょう
少ないと乳化したオイルが吸着されて残りますよと言いました

オイルをちゃんと除去できてない状態や
乳化したものが残ると
カバーストックの吸着能力が低下します
これは、カバーストックのオイルを吸着するための
水路が少しずつ狭まってしまい
水路の容量が減っていくからです
水路についたオイルと汚れや乳化されたままのオイルは
放置するとカバーストックとの結びつきが強くなり
簡易結合して水路に固着してしまいます


これには2つの理由があると思います

1つ目は、オイルがボールに含まれる成分によって固着する
この成分が、非プロトン性溶媒です


2つ目は、レーンコディショナー(オイル)に含まれる
レーンへの定着を良くするための密着剤が
入ってるいることも影響していると思われます



アセトンは、非プロトン性溶媒なので
簡易結合をアセトンのパワーで溶解させ
固着を緩くして水路をクリーンにしましょうということです

ボールを痛めない程度で
簡易結合が溶けるギリギリの所を攻めているので
固着部分が多いと、すぐにはクリーンになりません
そういう場合は、研磨して物理的に
固着した層を削り、オイル抜きをしてさらに
水路をクリーンにしないとダメです


ボールパフォーマンスを維持させるためには
継続的にカバーストックを活性化させて、
水路を出来るだけクリーンな状態を保つことが大切です




詳しくは下記をご覧ください。

水路をクリーンにするための説明











次回、最近入手した
クリーナーの実験結果を出したいと思います




クリーナーの調査を久々にします
①https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/242/

②https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/243/

③https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/244/

④https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/245/

⑤https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/246/
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