今日は、ボウリングボール用のプラグのお話し
簡単に言うと 既存の穴を詰めて 新たにドリルするための作業ですね レイアウトを変更する為とか 中古のボールを貰ったとか そういう時に ボールをプラグします 工程がどうとかは 今回、詳しく書きません わかる程度に簡単に書きます 1 穴埋めするために穴を綺麗にする (2サイズ程大きい刃で 既存の上からドリルします) 2 脱脂してから土手を作る 僕は下記のコイルダムを使ってます (脱脂しないと熱で粘着が弱くなって漏れやすい) つなぎ目から漏れやすいのでセロハンテープでふさぐとOK このタイプは 漏れないけども プラグする穴の大きさって通常 Fゴムのホール サムソリッドのホールだから 使わない大きさのダムだけ 余るんです もちろん 小さいのは切って つなげて使うんだけども それだったら 最初からコイルダムで良くない?って思うので コイルダムしか使わない 3 プラグ液を準備する 通常タイプ(通常8時間程度で硬化)コスパが良い モーティブ(テックライン)のプラグキット 3:1タイプ ストーム サンダープラグ 2:1タイプ アルティメット ボールプラグ 3:1タイプ 即硬性(お急ぎタイプ) わりとお高め その日のうちに仕上げて欲しいなどなど プラグだけじゃなく ボールのキズ埋めにもOK すぐドロドロになるので マーブル模様を作りやすい (注意点…ドロドロ状態で混ぜすぎると泡が入ってしまう) 通常のプラグだとマーブル模様を作っても 固まったら マーブルじゃない場合がよくある… マーブル模様は、ほんと技術がいる 温度で硬化時間が変わるから 夏は早く固まるし 冬は遅いし 少しでも水分が入ると泡が出る 紙コップもマドラー(アイスの棒みたいの)も 脱脂してから調合するとOK VISE CS HYBRID 1:1タイプ 30秒かき混ぜ→5分程度で硬化→1時間で再ドリル可能 VISE Rapid Cure ボールプラグ 1:1タイプ 30秒かき混ぜ→5分程度で硬化→1時間で再ドリル可能 クイックプラグキット 1:1タイプ 1時間で再ドリル可能 ターボ T:45 1:1タイプ (日本ではまだ見かけない) 7分で硬化し45分で再ドリル可能 いろんなメーカーから各種出てますが 5年ほど前から規制が厳しくなって プラグキットが税関で止められ 港まで来てるけど 日本の代理店への入荷未定とか よくありました 薬品だから当然と言えば当然ですね 最近では日本の代理店が 安全データシートを作り 安定供給できるようになってます ABS モーティブのプラグキット http://www.absbowling.co.jp/contents/download/etc/2020/motiv_hrsds.pdf 4 色を付ける メーカー品ならばどこのカラーキットも大丈夫です パウダーの物もあります 20~30年ほど前は、タミヤのエナメル塗料など使ってる プロショップもありましたね 水性はダメです プラグがすごいことになります 5 プラグをカットする 電動工具タイプ ABS マキタの電動工具の改造品 これが1番 使いやすい ドリルマシーンにつけるタイプ (僕は使ったことがないです) 6 スピナーで仕上げ #120→#240→#360→#600......ポリッシュ 荒いのから順番に当てて お好みの番手まで仕上げる 水研ぎして温度を上げないようにしないと プラグ部分が膨らむことがある 膨らむとまた#120番からやり直し・・・>< 7 再ドリル プラグ作業ってこんな感じです ここからが 本題です 今日お客様に プラグの部分って ウレタンだよね?と聞かれ いえ エポキシですよ 25年ドリラーしてますけど ウレタンのプラグキットって見たことないですよって答えました え・・・ ずっと・・・ ウレタンだと思ってた・・・と 1時間くらいネットサーフィンしたけども ボウリングボールのプラグキットは エポキシですと書いてる サイト 見つからなかった 日本では ウレタンだと思ってる人多いんじゃない? 英語なら 普通に 商品のとこに書いてあるのにね ウレタンじゃなく エポキシという理由 何かあるんだろね 作業性だったり 扱いやすさだったり 安全性とか なんだろうね? 〆 |
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