摩擦によるパフォーマンス低下
※化学合成によって形成されたボール表面の凹凸(Ra値 Rs値)は、ウッドレーンに比べ
約3倍固いシンセティックレーンの表面では摩耗が著しく、
10G程度でも箱だし状態のRa値に下記の図のような変化が起きる
【固さを数値化すると】
ガラス…100 プロアンビ…70 AMF…60 ウッド…30
だいたい39Gで半分にまで摩耗するというデーターが出てます
そこで30ゲームを過ぎたらリサフェイス(研磨)しましょう~♪ってわけです
storm社の固形添加物によるテクスチャーの場合
※固形添加物をナノレベルまで細かくしたものを混入することで
化学合成によって作られた凹凸の途中にさらに細かい突起を生み出す製法
リサフェイスすると新しい山が出てくる仕組み、泡の集合体が山の元です
削ったら新しい凹凸が出てくるんですね♪ なんて画期的!!
しかしどうやって削るの?
普通に、アブラロンやマイクロパットで磨くだけです
手で磨くだけでも十分なRa値を再生できます
下記の図のように、手で研磨でもボールスピナーに近い数値が出てます
(専門の研磨機だともっとしっかり凹凸を作ることが可能ですがw)
下図のように磨くことで、より良い凹凸を作ることが可能です
上面と下面が2面研磨 上下右左面が4面研磨です
side1:グリップセンターを頂点に半球部分に水を噴射し
研磨パットの番手を合わせながら研磨
side2:ボールを180度反転させ同様に研磨
side3:さらにボールを90度反転させ同様に研磨
side4:また180度反転させて同様に研磨
ちなみにルール上320番までの表面仕上げまでOKです
1ユニット=2マイクロインチ
すこし見にくいかもしれないですけど
オイルの厚さの単位がユニットです
320番 で60ユニット
400番 で45ユニット
500番 で38ユニット
600番 で25ユニット
800番 で15ユニット
1000番 で10ユニット
2000番 で 9ユニット
4000番 で 8ユニット
これを見ると1000番でも4000番でも
オイルを突き刺す凹凸は、あまり変わらない気がします
こんな感じで何もしないとドンドン凹凸がなくなりキャッチが低下してしまいます
定期的にゴシゴシしてリサフェイスしよ~~♪
次回は、各社のカバーストックについて書きます♪