ボウリングボールメンテナンスブログ
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コメント[ 0 ] 2023年05月21日03:44
今回のテーマは、マッチングです

ボウリングクリーナー関連を
なるべくわかりやすく書いてます




1回目の アルカリ洗浄剤
2回目の 溶媒
3回目の 界面活性剤F

この3つに共通してることは
水と油を仲良しにしましょうということなんです
つまり、ペアリングさせることが出来たら
ボールからオイルを除去できるということを前回書きました


ポイントは
オイルと汚れが最大限に除去できて
そして、手にも優しく
ボールに悪影響が無いように配合するということでしたね


もう1度おさらいをします


----以下ボウリングマガジンより引用----

ボールクリーナーの3つのベース

○有機有機溶剤
基本的にものを溶かす力があるので、油や汚れを溶かして落とします。
また、揮発性の高いものが多くあります。
クリーナーではよく「アルコール系」などと呼ばれるのも
この種類に含まれ、ボール表面の汚れを落としやすく、
また揮発性に優れてるので、表面を乾かしやすい特徴があります。
揮発性の高いクリーナーを使用する場合は、
ボールに吹きかけたクリーナーがすぐに乾いてしまうため、
素早く拭き取ることが大切です。



○界面活性剤
浸透率が高いので、ボールの表面だけでなく、奥に染みこんだ
オイルの除去に有効です。
界面活性剤は本来、交わらない水とオイルを、
水の表面張力を落とすことにより混ざり合わせ(乳化)、
オイルを取り除きます。そこで、界面活性剤のクリーナーを
使用する場合は、乳化する時間をおくようにします。
目安は20秒以上で、こちらもクリーナーが乾く前に拭き取ります。



○アルカリイオン水
水を電気分解することによりできるアルカリ性の水です。
特徴は、pH(ペーハー)が高いほど、高い洗浄性、浸透性、
防腐性、防錆性、抗菌効果を発揮します。
浸透性は、界面活性剤よりもさらに高くなります。
アルカリイオン水系の場合も、吹きかけてから時間をおき、
乾く前に拭き取って下さい。




---引用ここまで---



では
最強の溶媒
最強の界面活性剤
最強のアルカリ洗浄剤 を
合わせれば 最強じゃん?って思うのですが
実際 そうはいきません

それぞれの個性がぶつかり合い
めちゃくちゃなクリーナーになってしまいます
オイルと汚れを落とすという意味では
これで合ってるのですが

最初にも書いたように
オイルと汚れが最大限に除去できて
そして、手にも優しく
ボールに悪影響が無いようにすることが
出来なくなってしまいます


何かを立てると 何かが倒れる
こちらを修正すると となりがくるう
となりを修正すると そのとなりがくるう
何て言いましょうか・・
シーソーのように どっちかしかないという状況になります

それぞれの特性が上手く出て
全てのバランスが取れた時に
ハーモニーが生まれ 
素晴らしい性能のクリーナーになります



これがとても難しい
ただ単にオイルと汚れが落ちされすれば
ボールのパフォーマンスが向上するというものでもないんです
問題は、ボールの寿命
ボールを痛めてしまうとボールの寿命が短くなる
そして、カバーストックの吸着能力も低下するので
キャッチ や キレ や ピンアクション も低下し
ボールの買いかえ頻度も上がってしまう

お気に入りのボールを永く良い状態で使いたい
そんなニーズにお応えするために
日々研究をして、クリーナー、オイル抜き剤などを
リリースしております



ボウリングボールメンテナンスの
3種類のクリーナーの詳しい内容は下記よりご覧ください。

活性クリーナーの説明

オイルカット君の説明

激泡泡アルコール系クリーナーの説明






アルカリ洗浄剤の所で
クリーナーを適量で使いましょう
少ないと乳化したオイルが吸着されて残りますよと言いました

オイルをちゃんと除去できてない状態や
乳化したものが残ると
カバーストックの吸着能力が低下します
これは、カバーストックのオイルを吸着するための
水路が少しずつ狭まってしまい
水路の容量が減っていくからです
水路についたオイルと汚れや乳化されたままのオイルは
放置するとカバーストックとの結びつきが強くなり
簡易結合して水路に固着してしまいます


これには2つの理由があると思います

1つ目は、オイルがボールに含まれる成分によって固着する
この成分が、非プロトン性溶媒です


2つ目は、レーンコディショナー(オイル)に含まれる
レーンへの定着を良くするための密着剤が
入ってるいることも影響していると思われます



アセトンは、非プロトン性溶媒なので
簡易結合をアセトンのパワーで溶解させ
固着を緩くして水路をクリーンにしましょうということです

ボールを痛めない程度で
簡易結合が溶けるギリギリの所を攻めているので
固着部分が多いと、すぐにはクリーンになりません
そういう場合は、研磨して物理的に
固着した層を削り、オイル抜きをしてさらに
水路をクリーンにしないとダメです


ボールパフォーマンスを維持させるためには
継続的にカバーストックを活性化させて、
水路を出来るだけクリーンな状態を保つことが大切です




詳しくは下記をご覧ください。

水路をクリーンにするための説明











次回、最近入手した
クリーナーの実験結果を出したいと思います




クリーナーの調査を久々にします
①https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/242/

②https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/243/

③https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/244/

④https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/245/

⑤https://ballmaintenance.no-mania.com/Entry/246/
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